インスリンの真実
小川のせせらぎや風の音など、自然の音には「ゆらぎのリズム」といわれる特殊なリズムがあります。
このゆらぎのリズムを聴くと、心身は自然とリラックスしていくのです。
このゆらぎのリズムを発しています。
この小川のせせらぎに、集中して聴き入ってください。
聴いているとさまざまなことが頭に浮かんでくるかもしれません。
しかし、その「考え」こそ、小川のせせらぎに流してしまってください。
いつの間にか呼吸がゆっくりと整い、心拍数もゆるやかになっていきます。
「小川に石が流されていき、どんどん小さくなって最後には消えてしまう」ことをイメージしてもいいかもしれません。
この石が流れるイメージを取り入れた療法は、アメリカでガン治療として盛んに用いられ、効果を上げているといいます。
音楽を聴いて心身がリラックスすると、深呼吸ができるようになります。
「おなかをふくらませながら鼻からゆっくりと空気を吸って、おなかをへこませながらゆっくりと口から息を吐く」のが、腹式呼吸の基本です。
こうした深い呼吸は、心身をリラックスさせ、新鮮な酸素を体内に送り込みます。
その結果、不安を軽減させたり、体の代謝(体内での利用と排出)を活性化したり、免疫力(病気に対抗する力)を高めたりします。
1方、{堤代人に多い浅い呼吸をしていると、意志とは無関係に体の機能を調節する自律神バランスを崩し、ストレスホルモン(体がストレスを受けると分泌される、血糖値などをあげるホルモン)を出します。
音に合わせて呼吸をし、深くゆっくりした腹式呼吸ができるように訓練していきましょう。
深呼吸ができる。
自律神経を整える。
五感がスムーズに働く。
音楽でリラックスする習慣をつけていくと、五感がスムーズに働くようになります。
五感がスムーズに働くようになると、前向きな気分になれ、より快適に毎日を過ごせるように。
音楽を聴き免疫力を向上させるのです。
ストレスが徐々に解消され、気持ちよく音楽を聴けるようになると、リラックス状態に入りやすくなります。
心身がリラックスすると、脈はゆるやかになり、手足の体温は上昇し、血流が促進されて代謝もよくなっていきます。
リラックス状態は、自律神経のバランスをも整えます。
自律神経とは、体に緊張をもたらす。
その反対の性質の副交感神経の2つの神経が桔抗し合うことで成ります。
音楽を聴くと、この副交感神経が活発になり、体をさらにリラックスさせ、クリスタルボウルの音色は、特に副交感神経へと働きかけます。
こうした曲を聴くことによって、自律神経のバランスを整えましょう。
活動的になって、体の代謝が高まり、ストレスに負けない体になるのです。
疲労や不快感も感じにくくなることでしょう。
また、聴き慣れないリズムやテンポの音楽を聴いて体に取り入れると、五感はさらにスムーズに働くようになります。
これを音楽の「誘導作用」といいます。
音楽を聴いている間は、日常的なストレスからの1時的な避難となり、気分転換や感情の発散となります。
また、自分にないリズムやテンポを取り入れることによって、考え方や行動のくせを見直すことにもなるのです。
考え方や行動のくせとは、ストレスの根本原因でもあります。
こうしたくせによってストレスは蓄積され、糖尿病や高血圧などの症状や病気が現れてくるのです。
このくせを見直すために、音楽療法は高い効果を上げるのです。
五感をスムーズに働かせ、音楽の誘導作用をもたらす曲は、ダンス音楽やリズムのいい曲、聴き覚えのない外国の民族音楽などでしょう。
ここに添付されたCDでは、4曲目の「ラ・バンパ』がそれに該当します。
『ラ・バンパ』のリズムにのって、五感を解放してください。
脳を活性化させる。
脳には右脳と左脳があり、それぞれが役割を分担して働いています。
芸術に触れたり、音楽に感動したりするのは、「芸術脳」といわれる右脳の役目。
言語や論理的思考をつかさどるのは、「言語脳」といわれる左脳の役目です。
現代人の多くは、左脳ばかり使って、右脳をあまり使っていないといわれています。
そのため、脳全体が活性化されず、固定観念が強くなり、頭が固くなっています。
考えてばかりいて、ストレスに弱いともいわれているのです。
音楽を聴けば、右脳の刺激になります。
これは脳全体の活性化につながり、考え方やものの見方を変えるきっかけにもなります。
つまり、頭が柔軟になるのです。
音楽療法では、音楽に集中して聴き入ることが大事です。
また、音楽を聴きながらイメージをすることは、右脳を刺激するため、音楽療法の効果をさらにアップさせます。
6曲目の『G線上のアリア』、7曲目の『力ノン2長調」が脳の活性化に特に役立ちます。
ゆったりとした気持ちで、集中して音楽を聴いてください。
音楽の力を体にじゅうぶん受け取るためには、音楽を善果中して聴くことが大切です。
しかし、音楽をすんなりと受け入れられない日もあることでしょう。
音楽療法では、どんな状態のときでも、体に音楽が届くようにプロセスを重視します。
音楽を受容できないと思っているときでも、実行すれば、最終的にはリラックスできるような工夫をこらしてあります。
最後に、心身症の専門医が定義するストレスの4つの回避法を紹介しましょう。
心身をくつろがせ、ストレスの受け止め方を弱める。
膜想やリラクゼーションで、ストレス状態をごく早期に解消する。
こまめにストレスを解消する。
過度のストレス刺激を自らつくらない生活、生き方をする。
音楽を聴くことは、なんとこのすべての項目に該当します。
なかでも早期にかつこまめにストレスを解消することについては、うってつけで、健やかで快適な生活を送ってください。
音楽療法を勧めています。
インスリン注射が不要になった私のクリニックでは、肥満のある糖尿病の方には、管理栄養士による食事指導と合わせてまだ糖尿病ではないが、放置すると糖尿病になる可能性が高い「境界型糖尿病」や糖尿病の初期には、音楽療法と私の勧める食事療法。
中程度には、音楽療法と食事療法に加えて、血糖降下薬。
そして重度には、音楽療法とインスリン自己注射で治療しています。
糖尿病の方の中には、音楽療法を続けるうちに、9%を超えていたヘモグロビン(後述)が5.8%にまで下がり、インスリン自己注射が不要になった例もありました。
また、血糖値が正常でも、体脂肪率やコレステロール値、中性脂肪値が高く、肥満度が高い方にも、音楽療法と刀ページでお話しする私が考案した食事療法を実践してもらっています。
もちろん、その効果は抜群です。
減量についてのみ言及すれば、週に1回の音楽療法を4回受けただけで、体脂肪が落ちた方や、体脂肪率が5%も下がった方などがたくさんいます。
糖尿病の方では、音楽療法と食事療法により、1カ月で体脂肪が相当落ちた例もあります。
短期間に体重が落ちすぎるとやつれたようになり、肌も荒れることが多いようですが、この方の肌はきれいなままでした。
これは、油を抜いてたんぱく質をじゅうぶんにとり、体脂肪のみを落とすという食事療法が役立っているのだと考えられます。
この1年だけでも、音楽療法と食事療法によって血糖値が改善し、糖尿病がよくなったといえる患者さんが帥人を超えました。
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